初めに - Introduction

 世の中に流通する森羅万象に一家言持つ人種がある。それで文章や漫画に起こしてメディアに掲載されて,口を糊している人もある。評論家とも作家とも,もっぱら文章を書くのを文章家,漫画で表現するのを漫画家,口述するのを噺家,等とも呼んだりする。しかし呼称は何でもいい。兎も角,自分以外の何者かから発せられた事象に対して何らかの反応をし,それをまた別の誰かが違った反応をする・・・まるで核分裂反応のような連鎖で,この日本という民主的な場は日々蠢いている。その場を細分化して,メディアと呼ぶ。
 自分も三十路になって,そういうメディアを持ち,好き勝手に発言することの快感を知った。読む人はごくわずかでも,他人の目に触れるところで暴れまくることの面白さを知ったのだ。それが,このWebサイトだ。
 勿論,そういう場を持った結果,裁判沙汰になった人がいることも知っているし,不毛としか思えない論争に巻き込まれた人も見てきた。しかし,そういうスリリングさもまた魅力の一つではあるし,大メジャーになるかよほどの問題発言をしない限り,そのような危険に遭う確率は少ない。
 で,ちまちました発言はうだうだ日記でしているのだが,あれは単なる思いつきかメモ程度のもので,まとまった文書とはなり得ないような単なる石ころの集積である。それはそれで後から眺めるとそれなりに楽しめるのだが,物足りないのだ。刺身のつまは無いと寂しいが,それだけ集めて大根サラダになるかといえばちょっと違う。
 他人が作った物で,メディアに登場したものについて何か喋りたい時,そしてそれが纏まった文書になった時点でこの場にアップし,このWebサイトのオーナメントとして利用することを思いついた。
 ということで,新年早々,このページを作成した次第である。この先の予定は不明であり,まず文章がアップされるかどうかも怪しいものだが(私は口先野郎として有名である),何も更新されなければ,Webサイトには有り勝ちな有限不実行の一例として一笑に付していただければ結構である。

メディアレビューとは? - What does "Media Review" mean?

 書籍,雑誌,新聞,同人誌等の紙メディアに掲載された記事や文章,Web,publicなMailing list,News, FTPにアップされた文書やソフトウェア類,CD, DVD等の音楽,映像,等一切合財「メディア」と呼ばれているもの全てを対象とする。つまりは,書いている我々(高義,寿猫,T.Kouya)が面白いと感じたものを対象を選ばずに取り上げるという訳だ。

守備範囲 - Our Scope

数値計算/数理関係 - Numerical Calculation/Mathematics by T.Kouya
仕事上,その手のものを読んだりします。日本応用数理学会/SIAM関係の記事や,そこに属している人の書籍や記事なんかを取り上げることもあるやも知れません。あんまり面白くないものは読んでも無視しますし,積読になっているものは取り上げません。もっとも,ちゃんとした数理の本は真面目に読むと年単位の時間がかかったりしますので,大抵はざっと目を通した印象批評にしかならないと思います。
情報関係 - Computer Science/Information Processing by T.Kouya
職場の関係でこの手のものも読みます。既にLinux関係のブックレビューで記事を2本書いてますが,どちらもかなり硬く書いてます。大体執筆者の中でも一番嫌味な記事であることはご覧の通りですが,既にnewbie向けの書籍や記事には食傷しているので,ひねてしまったのでしょうな。上のものと同じく,ちゃんと読むのが大変な本も多いので勢い,大雑把な印象批評になることが多いでしょう。
「本とコンピュータ」関係 - On Magazine "Book and Computer" by T.Kouya
季刊「本とコンピュータ」の定期購読者です。松田哲夫・津野海太郎・紀田順一郎・中西秀彦等,関係者の著作も割と手を出しています。内容もさることながら,文体がね,全員に共通しているよーな気もする・・・だから読みやすいのかな?
漫画 - Comics/Cartoons by K.Takayoshi & June Co.
守備範囲はかなり年より向きです。いわゆる少女漫画出身者が多いかな?ジャンプは元々好きではなかったので,今でも読んでいるのは小林よしのりぐらいです。マガジンだと矢口高雄(デビューはガロだっけ)ぐらいか。その他は殆ど女性向雑誌出身者の漫画家ですね。最近ではプロでもコミケに店を出していたりするので,その手の人が作った同人誌もこちらに入るのでしょうか。
その他の同人誌 - Books produced by Various Coteries by K.Takayoshi & June Co.
漫画の範疇に入らない同人誌類も少しは読んでます。最近はなかなか出かけられませんので,入手数もそれ程多くはありません。が,いいものがあれば取り上げていきたいです。
エッセイその他 - Essays et al. by T.Kouya
小説はここんとこ全然読んでいません。司馬遼太郎なんて晩年に近い作品ほど,エッセイっぽいからむしろこっちの方が好み。昨年(2001年)に無くなった團伊玖磨の「パイプのけむり」は大体読んでいますし,群ようこ,小谷野敦なんかも目に付けば買って読んでいます。西原理恵子も漫画っつーよりもうこっちの分類かなあ。
落語 - Japanese Traditional Speaking by T.Kouya
一時期は新宿末広亭の会員になってましたが,今はもっぱら鈴本です。ということで対象は殆ど落語協会所属の人に限られますね。定宿にしているビジネスホテルから近い両国寄席とか,浅草もいってみたいのですがまだ未見です。CDで買うのは昔の名人と志ん朝。談志の落語もWeb現代経由でたまに聞いてます。新作よりも古典派・・・なんですが喬太郎は別格。最高っ!
音楽 - Music by T.Kouya
世代が世代ですから80'sばっかりです,最近。山下達郎とか大瀧詠一もその延長上でしょうか。ShakatakやEnyaは目に付けば買ってます。最近Classicの有名どころも聞き始めました。新しいところでは広瀬香美とか・・・はもう新しくないか。Hardrockは苦手で,いわゆるシンセにまみれたチャカポコってのが(音楽音痴まるだしの表現だ)好みかな。
映画 - Movies by T.Kouya & K.Takayoshi
ジブリの作品はナウシカ以来,必ず劇場ロードショーは一回は見てます。DVDも買いました。ディズニーは最近見てないですが,あのミュージカル(でしょ?)は聞き応えがあるので好きです。アニメはそんなもんかな。実写系は洋画ばっかり。日本映画はあんまし期待できないので昔のものを除き,見てません。ちなみにここで取り上げる作品は全てDVDで「自腹で」買ったものしか取り上げません。図書館やレンタル屋で借りてきてコピーしまくっている評論家や噺家がいるってのに,まー俺って何て真面目なんだろ。
メーリングリスト - Mailing Lists by T.Kouya
Windows関連,Linux関連, 情報教育/情報倫理, Internet Watch, Mainichi Daily News。その他ダイレクトメール多数,こんなところでしょうか。専門家グループのためのMLもいくつか加入してますが(運用してたりもする),そーゆーところは基本的にClosedなので取り上げません。
Webサイト - Web sites by K.Takayoshi, T.Kouya & June Co.
上記に関連するWebサイトは結構見てます。面白いと思うのは個人で運営しているところ。デザインがダサいとか,誤字脱字が多いとか,可読性という点では難ありなところもありますが,組織ではアップできないような内容が読めたりして興味は尽きません。むしろ組織化されたきれいなサイトに食傷しているといったほうがいいでしょう。ひねくれ親父と呼んで頂いて構いませんよ。

Amazon.co.jp アソシエイトとの関係について

 2002年8月分から,このサイトに置いてある全てのレビューにAmazonへのリンクを張るようにしました。ご存じの方も多いと思いますが,これはアソシエイト・プログラムというものに加盟して可能となるものです。このサイトに張ったリンクを経由して商品を購入して貰うと,一定金額がサイト運営者に納入されるという仕組みで,Amazonの営業の片棒を担いでいることに他なりません。当然,ある程度の見返りが入ればいいかな?というスケベ心も働いています。が,説明書きをよく読んで貰えば分かる通り,相当数の売り上げがないとこちらにバックされることはありませんし,「こいつに儲けさすのはシャクだ」と思えば,商品購入時には直接Amazonへ飛んでから手続きをすれば私の得にはなりません。もちろん,Amazon経由で購入する必要すらないわけです。
 それよりかは,小さくても紹介する書籍やパッケージの写真を,著作権を侵害することなしに紹介することができることがAmazonと契約を結んだ一番の理由です。Amazonは外資系でもあるし,こちらの言論に対して変な圧力もかけないだろうという安心感もありました。
 ということで,心証を害しましたらすいません。が,今後はAmazonへのリンクを付加したレビューをお届けし続けるつもりですのでよろしくお願い致します。


Tomonori Kouya <tkouya@na-net.ornl.gov>

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